《編集部から》

人間社は名古屋市・今池にある出版社です。文芸、人文書をつくっています。書店「書物の森」は、事務所に併設で営業しています。
編集室からお知らせ
近刊、新刊のお知らせ
水谷勇夫と舞踏 『蟲びらき』をひらく
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■越後谷 卓司(著/文 | 編集)水谷 イズル(著/文 | 編集) |
愛知県美術館において開催された小企画「水谷勇夫と舞踏」展(2020年4月3日に展示開始、開催3日で新型コロナウィルス感染拡大防止のため休止後、6月25日〜9月6日の会期で再開)では、東京・池袋西武百貨店内の「スタジオ200」で初演(1988)、名古屋の七ツ寺共同スタジオで再演(1990)された、土方巽追悼の意を込めた大野一雄の舞踏公演『蟲びらき』のための舞台装置が再現され、関連するチラシやエスキース等の資料も展示された。
本書は、水谷勇夫の次男でアーティストの水谷イズルの全面協力のもと、「水谷勇夫と舞踏」展の担当学芸員・越後谷卓司の監修による展示図録の役割に加え、水谷勇夫と舞踏とのかかわりを様々な関係者が読み解く。
本書の主な内容
・熱風の時代回顧〜「水谷勇夫と舞踏」展によせて(馬場駿吉)
・『蟲びらき』の資料群から見えてくるもの(越後谷卓司)
【図版】『蟲びらき』舞台装置と関連資料
【特集】土方巽と水谷勇夫
・土方巽の死 冥府へゆく糸をたぐって(水谷勇夫)
・「蟲開き」と「蟲びらき」(森下隆)
・『蟲びらき』裏話1 〜土方巽と水谷勇夫〜(水谷イズル)
【特集】大野一雄と水谷勇夫
・むしびらき 蟲びらき 蟲開き(溝端俊夫)
・『蟲びらき』裏話2 〜大野一雄舞踏公演蟲びらき〜(水谷イズル)
・大野一雄舞踏公演『蟲びらき』(1988年)の舞台(國吉和子)
【特集】水谷勇夫の関心領域
・水谷さんと舞踏、七ツ寺共同スタジオとのかかわり(二村利之)
・水谷勇夫舞踏関連年譜
著者:
越後谷 卓司 (エチゴヤ タカシ 著/文 | 編集)
越後谷卓司(愛知県美術館主任学芸員)
國吉和子(多摩美術大学客員教授)
馬場駿吉(美術・舞台芸術評論家)
二村利之(七ツ寺共同スタジオ元代表)
水谷イズル(アーティスト)
溝端俊夫(NPO法人ダンスアーカイヴ構想理事)
森下隆(NPO法人舞踏創造資源代表理事)
日本人のためのやさしい3つ星英会話 My English
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■著者:成瀬 弘治 |
流暢じゃなくても
英語の国の大統領より品よく話せる
日本人のための「やさしい英会話」実践法!
中高生の会話力はUP! 大学生は教養力が上がる。教師、塾講師は自信を持って生徒に英語指導ができる。「相手の英語に即応できない」「きれいな英語や流暢な英語はちょっと・・・」そんな心配で英語を話そうとしなかった人に!
著者:
1937 年3 月生まれ。猿投農林高校(定時制)、愛知学芸大学(現愛教大)卒。愛知県豊田教 育事務所指導主事、小学校、中学校校長を歴任。著書『米作り大革命』中日新聞、連載「あなた も野菜作り名人」矢作新報で50回連載。「農業の知恵と技術を学ぶ講座」を6年間開講。
※愛知教育文化振興会の「教育図書出版助成」に選ばれました
「教育と文化」125号・P15の記事、こちらです
ぼくら、うりうりブラザーズ(絵本)
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■著者:わたなべちとせ |
よこどりしたのは、キバキバだん!
いろんな さくせん もちよって、
みんなで おうちを とりもどせ!
多くの絵本コンクールで受賞歴のある、わたなべちとせの、初めての出版。帯の推薦文は谷英美さん(『アローン・シアター』主宰・女優・長門ふるさと大使)、野村祐子さん(箏曲 正絃社 家元・ANET 愛知芸術文化協会 副理事長)です。読み聞かせなら3歳からオーケー。
著者:
東京都出身。愛知県名古屋市在住。手作り絵本・童話創作歴21年。子育ての合間に
読み聞かせを楽しむうち、絵本を作ってみようと思い立つ。親子で一緒に笑いながら
ページをめくる姿を想像しつつ、創作を続けている。日本児童文芸家協会所属
◎愛知万博/あいち環境絵本公募(愛知)
2004 年 入選(愛知県立図書館に複製収蔵)
◎全国コンクール手づくりの絵本展(兵庫)
2005 年 サンパル賞受賞
2006 年 審査員賞受賞
2007 年 原田の森賞受賞
◎花のまち可児/手づくり絵本大賞(岐阜)
2005、2006、2010、2011 年 奨励賞受賞
◎キッズエクスプレス21/
創作童話・絵本・デジタル絵本コンテスト
2015 年 創作童話部門 厚生労働大臣賞受賞
◎美術の祭典東京展/絵本の部屋
2019 年 (本作により)マーベラス賞受賞 ほか
※毎日新聞・愛知県版に紹介記事が載りました
毎日2020年5月27日記事、こちらです
神話と邪馬台国から解く 南九州の古代
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■著者:青屋 昌興 |
著者:
昭和28年 鹿児島県立川辺高校卒業 昭和32年 電々公社 鈴鹿電気通信学園卒業 昭和46年 電々公社本社桟関 鈴鹿電気通信学園教官 平成21年 『南九州の地名』(南方新社)で第35 回南日本出版文化賞を受賞 現在、執筆活動に専念するほか、各地の郷土史の研究にいそしんでいる。
水、厳かに 心境短歌
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■著者:伊藤裕作 |
起の章(僕には“世界”は眩しすぎる! 怪盗ルパンの盗んだ夕焼け ほか)
承の章(シャボン玉伝説)
転の章(水、厳かにー水族館劇場のほうから
エッセイ この世の果てまで、こぼれてゆけ ほか)
合の章(2010年ーバスは夢箱 2011年ー三月記 ほか)
伊藤裕作論(福島泰樹ー凡愚の旗 桃山邑ー祷りと再生、伊藤裕作の世界 ほか)
著者:
1950年 三重県生れ。津高、早稲田大卒。津市文化奨励賞、斎藤緑雨文化賞(鈴鹿土曜会・三重文学協会)受賞。
令和に語り継ぐ 豊橋空襲
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■著者:岩瀬 彰利 |
著者:
豊橋市図書館副館長。1963年、愛知県豊橋市生まれ。名古屋大学大学院修了、博士。専門は日本考古学(縄文時代の土器・貝塚)、著書に『戦前の豊橋 豊橋空襲で消えた街並み』(人間社)ほか。
本書の主な内容(目次より)
〈口絵〉
豊橋市街地空襲被害範囲図/豊橋空襲写真のカラー化
〈第1章 空襲前の豊橋〉
歩兵第十八聯隊の衛戍/第十五師団の誘致
【コラム】ドラマヒロインのモデルになった内山金子さん
豊川海軍工廠の誕生
〈第2章 太平洋戦争の開戦〉
太平洋戦争突入/空襲に対する備え
〈第3章 豊橋への小規模な空襲〉
豊橋空襲前の小規模空襲/豊橋空襲後の小規模空襲
【コラム】B29爆撃機と焼夷弾
〈第4章 豊橋空襲〉
日米の空襲記録/ターゲットとなった豊橋/最初の爆撃
【コラム】空襲の開始時間
【コラム】ある家族の空襲体験
〈第5章 空襲による各地区の被害〉
荒廃した街のようす/焼け野原となった豊橋の市街地
【コラム】燃えずに残った豊橋病院
〈第6章 空襲後から終戦まで〉
空襲時の市民対応と埋葬/復興への礎
【コラム】焼失した文化財
地上の楽園の観光と宗教の合理化
バリそして沖縄の100年の歴史を振り返る 南山大学学術叢書
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■著者:吉田 竹也 |
本研究では、ヴェーバーの合理化論から再帰的近代化論・リスク社会論までを再整理することを通して、この複合的な合理化を主題化するための理論的枠組みを獲得する(第一部)。とともに、バリの過去100年の合理化過程の基軸の部分を観光と宗教の合理化の関係に見出し、これを記述的に理解しようとする(第二部)。いわばギアツのバリ宗教合理化論を換骨奪胎し、ヴェーバーとも異なる新たな合理化論の枠組みでもって、バリ社会の現在にいたる合理化の主要部分を観光と宗教の関係に焦点を当てて再把握すること、そしてその枠組みを踏まえつつ、沖縄の事例についても補足的に考察する。
著者:
1963年、三重県四日市市生まれ。94年、南山大学大学院文学研究科文化人類学専攻博士後期課程満期退学。08年、博士(人間科学、大阪大学)。現在、南山大学人文学部人類文化学科教授。おもな著書に『バリ宗教と人類学/解釈学的認識の冒険』(単著、風媒社、2005年)、『反楽園観光論/バリと沖縄の島嶼をめぐるメモワール』(単著、樹林舎、2013年)、『人間・異文化・現代社会の探究 人類文化学ケースブック』(単著、樹林舎、2018年)などがある。
日本語の接尾辞「的」に関する歴史的研究
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■著者:王 娟 |
著者:(オウ ケン)
中国厦門大学人文学院中文系博士後(日本ではポストドクターを言う)。中国厦門大学嘉庚学院日本言語文化学部教授。福建省両岸語言応用与叙事文化研究中心研究員。九州大学比較社会文化学府比較社会文化博士。
雑誌『Lyric Jungle 26 リリックジャングル』
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■編 集=平居 謙(草原詩社) |
絵と文でつづる全国旅案内 日本歴史散策
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■著者:川田 きし江 |
日常を離れて見知らぬ土地を訪ね、人々と出会う。
川田きし江が描いた、祭り、風景、風俗、人、建物、その数80枚
沖縄から青森まで各地の風景、風俗、祭りを紹介し、
ガイドブックとしても使える画文集です。
著者:
名古屋市生まれ。愛知学芸大学(現・愛知教育大)卒業。日本文芸家クラブ会員。画家。
油彩、水彩水墨を個展にて発表。メールマガジン「地球スケッチ紀行」「東海歴史散策」(月2回発信)。手作り絵本『夜叉姫物語』は38カ国語に翻訳された。ほかに、絵本『バナナーン王国の大事件』、紙芝居「夜叉姫物語」「瀬戸銀座物語」「招き猫と泥棒」などがある。2008年『地球スケッチ紀行 ウ・セオ、セオ』(風媒社)を出版し、続編『地球スケッチ紀行2』『地球スケッチ紀行3』も刊行した。
※中日ホームニュース・豊明・日進・東郷版に紹介記事が載りました
ホームニュース記事、こちらです
※中日新聞・名古屋市民版に紹介記事が載りました
中日2020年2月2日記事、こちらです
九十翁のことわざ人生
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■著者:安藤邦男 |
著者:
昭和4年、三重県久居町生まれ。春日井尋常小、旧制小牧中、名古屋経済専門学校(現名大経済学部)、名古屋大学文学部英文科、同大学院を経て、英語教師として愛知県立名古屋西高、千種高、昭和高、旭丘高に勤務。定年退職後、市邨学園短大で英語を教える。退職後は地域団体やサークルで講師のボランティア活動をする傍ら、著作活動に励む。 著書に『自由と国家』(共著・山手書房・昭和59年)、『英語コトワザ教訓事典』(中日出版・平成11年)、『テーマ別 英語ことわざ辞典』(東京堂出版・平成20年)、『エドガー・アラン・ポオ論ほか』(英潮社・平成21年)、『東西ことわざものしり百科』(春秋社・平成24年)、『やさしい英語のことわざ 全巻』(共著・くもん出版・平成30年)、『ことわざから探る 英米人の知恵と考え方』(開拓社・平成30年)など。またweb「英語ことわざ教訓事典」を公開している。
九十翁の教職一代記
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■著者:安藤邦男 |
戦後まもなく名古屋大学に学び、県立高校教諭を勤めあげたあとも、短大教員、サークル講師やボランティア教育に従事してきた著者の人生には、英語教師としての実績だけでなく、戦後の名古屋地域の歴史が重なっている。県立高校教諭から短大教員へと似た道を歩んできた私も、本書を読みながら、先輩教師と思い出話を交わしている気がした。淡々とした叙述が紡ぐ著者の人生の実りに、心を通わせる読者は少なくないだろう。/清水良典(文芸評論家・愛知淑徳大学教授)
※九十翁の『教職一代記』と『ことわざ人生』の紹介記事(中日新聞、朝日新聞など)です
中日2019年12月16日夕刊、こちらです
朝日2019年12月17日尾張・知多版、こちらです
中日2020年2月12日市民版、こちらです

よくわかる! 子どもの造形入門50話
保育者を目指す人と親のための
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■著者:石川博章 |
保育者を目指して勉強している学生向けのテキストとして、現代の保育の考え方を取り入れながら、重要で普遍的な基本事項を解説しています。
また、「子どもはお化けが好き?」「頭足人は頭と足の人ではない」「ものとものをくっつける話」など、興味深いテーマ別に50話の読み切り形式で構成されており、子どもの絵のことを知りたいお父さん、お母さんたちにも、ぜひ手にとっていただきたい一冊です。
著者:いしかわ ひろあき
1962年、碧南市生まれ。愛知教育大、同大学院修了。現在、愛知学泉大学教授。乳児保育、幼児教育などの共著多数。藤井達吉の研究にも取り組み、著書に『しこくさ咲きぬ』などがある。
※中日新聞・名古屋市民版「みんなの本」に紹介されました
中日の記事、こちらです
『燃える樹々(JUJU)』
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■編 集=平居 謙(草原詩社) |
平居 謙
ひらいけん、1961年生まれ、詩人。平安女学院大教授
現代文学(特に現代詩)研究者として活動。ダダイスト高橋新吉の研究を出発点に、詩人と異界、文学教育、詩のボクシング及び朗読の教育実践、萩原恭次郎『死刑宣告』研究を行なってきた。詩誌「Lyric Jungle」責任編集。詩集に『無国籍詩集 アニマルハウスだよ! 絶叫雑技篇』(思潮社)『基督の店』(ミッドナイトムレス)『灼熱サイケデリ子』(草原詩社)、など。
「樹林舎叢書」についてのお問い合わせは、052-801-3144 (樹林舎 じゅりんしゃ)までお願いいたします。